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樋野まつり 「吉姫と丑男」 感想  AneLaLa ※追記あり

※6/10 樋野まつりさんのブログを拝見しての感想を追記しました。


やっと書けました、感想。遅くてすみません…。

発売日より2日遅れて店頭に並びました。
な、なんてこった…!
AneLaLaを買ったのは初めてだったから、コミックスと同じく2日遅れとは知らなかった。
待ったよ?私は!また樋野さんの作品が読めると知ったその日から、ずっと待ってたんだよー!

そしてそして!なんと、うれしいニュース付きでした!

LaLa9月号 (7月24日発売)にて
樋野まつり、新連載スタート!!


キャーーーーーーーーーー!!!!!!まじですか!?
う、うわ~~ん。この日が来るのをずっと待っていただけに、これは本当にうれしかったです!
また毎月の楽しみができることがうれしくて。
感想を書くのは(まとめるのは)大変だけど、でも楽しかった日々…。
とりあえず今月発売の8月号で詳しいことが分かるらしい。


あと気になるのはやっぱりストーリーだよね。
またシリアスなのか、ラブコメに戻るのか。
枢さまをまだまだ忘れられていない私としては、ラブコメの雰囲気よりは、シリアス寄りが良いかな~。でもそんな人たちがまだまだいるからこそ、全く違う雰囲気でくることで別物として切り離せるのかもしれないし、う~ん、難しいね。
願わくは、またどっぷりハマれるといいな。


さて、ここからはAneLaLaに掲載の『吉姫と丑男』の感想です。

タイトルにある通り、吉姫と丑男という野武士の二人の生き方や、心のつながりなどを描いたお話。
読みは「よしひめ と うしお」で合ってたみたい。

戦国の時代を舞台に描かれたこの作品は、AneLaLaという雑誌のコンセプトから、今までの樋野さんの作品と比べると、確かに少し大人向けの内容です。でも、それもまたいい。私は好きよ。


二人が出会う前、お互いは知らずして城を攻める側(丑男)、攻められる側(吉姫)と正反対の位置に。

私が感じた丑男という男の解釈。
孤児であった自分を大人になるまで育ててくれた村のみんなに対して、とても感謝していた。多分、丑男にとってはそれだけが支えになるくらい大きく締めていたのかなと思った。
でも農業で育てたものは税として納めたり、国境の村はたびたび襲われていたりしたのか、頑張っても一向に豊かにはならない。
だから、みんなに少しでも恩返しがしたくて農業をやめ、武器を持って飛び出し、出世を狙った。

でもそこで感じたのは、助けを求める人を見殺しにしたり、自分の力で何かを得ることもできず、ただ相手が力尽きるのを待つしかできない、クズで役立たずな無能の自分。

上を目指して村を飛び出したのに、何も得られず仕方なく村に戻ってきたのかな。まあ、様子を見にいくつもりだったのかもしれない。

戻った村は食料を奪われるために襲われていた。
丑男はそんな村のために、わずかに稼いだ小銭で豆を買いに行く。
やっぱり丑男って、村のために何かしたいんだよね、きっと。

その出先で吉姫と出会うんだけど、その後に、村の人たちによって吉姫がさらわれた。
吉姫が嫁いでくれれば、見返りに兵を増やして村も襲われにくくなること、そして姫をさらうことのリスクの危険性から、最初は反対する丑男。
でも村のみんなのそこまで覚悟の上の追い詰められた感情を目の当たりにした丑男は、吉姫に犠牲になってもらうことを選んだ。村のみんなのために。心の中ではそんな自分を最低だと思いながら。


ここで吉姫について。
吉姫は生まれた城を攻められ、餓死寸前の状態だった。
極限の状態の中、考えていたのは自分は何のために生まれてきたのか。
飢えて死にたくないという思い。
そんな過去を持って生き延びた吉姫だから、村人からの嫌がらせで握り飯に泥をつけられても、顔色一つ変えずに口にした。
この感想を書く前に兵糧攻めでググったのよ。そこでいろいろ読んだんだけど、確かにあんな状態の中を生き延びていたら、泥が付いた握り飯なんてなんとも思わないだろうな…。ちゃんと食べ物として与えられるだけよっぽどマシだもん。

吉姫がとても理知的に描かれている。
感情で動くのではなく、判断力もある。
自分がさらわれた理由も理解して大人しくしたり、自分を探しに来た兵からも機転を利かせてうまく隠れたり。
見つかれば、村人全員が殺されるから、それを回避するために。
なぜこんな行動をするのかという理由。

「私は一粒の豆だよ 丑男」
「私の命は一人の民に救われた命…
 民たちのために役立てたいのだ」

餓死しかけた自分に、残された豆を分けてくれた一人の女。
こんなところで死にたくないという思いの中、分けてくれた女は死に、その豆で命をつないだ自分。
今の自分があるのは誰かのおかげだから、今度は自分も誰かのために生きていきたい。
それが吉姫の道しるべというのか、ゆるぎないものになった。


丑男は吉姫の話を聞いて、さらに自分の畜生さを思い知らされた。
姫はどんな形になっても、村人たちを救おうとしている。
けれど自分は、村のみんなを救いたいのに、そのためにいつも誰かを犠牲にしている。
吉姫と自分との差が大きいね。
だからこそ、そんな吉姫の信念の強さに惹かれるんだろう。

この後、村の計画がばれて丑男は姫を連れ出してくれた者として助かり、村人たちは裏切り者として皆殺しにされそうに。
丑男にしたら村人を裏切ったわけではなく、吉姫がこのままここにいていい人ではないと思ったから連れ出したに過ぎない。
でも自分の行動は村人を裏切った形にしか見えない。

最後、丑男は罪を自分一人で被ることで村のみんなを守ることを選ぶ。
そうすることで、やっと自分はクズじゃなくなったと感じることができた。
ずっと思っていた村のみんなの役に立ちたいという願いが叶った瞬間だったんだろう。
そんな丑男の行動を、吉姫も「そなたも豆だぞ…」と言ったように、丑男一人のその行動でみんなの命が絶たれることなく繋がれたままになる。

南の殿がちらっと登場したけど、なかなか好青年だった。
もっと年上のおじさんかと思ってたので。
見た目の判断だけど、このお殿様なら吉姫を大事にしてくれそうだと思った。



全体を通して感じたのは、何となくテーマがヴァンパイア騎士に通じるものがあるな~と思いました。
こう、命とか、どんなふうに生きるのか、つなげていくのかとか。
もうこれは私の勝手な想像だけど、東北の震災という出来事などから、命について考えていて、それをテーマにしたものを描いてみたかったとか?
またはよくあとがきや柱のところとかに、周りのおかげで今の自分があるという思いを漫画にしてみたかったとか。
なんかね、そんな風に感じちゃいました。

あぁ!それにしても今回は枢さま似のオトコが出てこなかった…!

先生、カッコいい男が見たいです…
または、
先生、トキメキ・萌えが欲しいです…

という思いを、次回の新連載に期待します!!




ここから追記分になります。

樋野さんのブログが更新されていました。
この感想を書いている間は知らなかったので触れてませんでした。
樋野さん、私は好きですよ~、こういうのも。(この場を借りて言ってみた。)

この読み切りとヴァンパイア騎士は、樋野さん自身も根底にあるものは同じと感じているようでした。
うん、冒頭の吉姫のどうして生まれてきたのかとか、こんな死に方は嫌だみたいなセリフを読んだ瞬間には、私もああ、なんか同じだな~と思いました。
やっぱりそう感じた気持ちは間違っていなかったんだね。

この同じ根底にあるものはなんなのか。

私が感じたのは、命というのは誰かから受け継がれ、繋がっている。
自分という存在は、いつも誰かの助けや支えがあってあるんだということ。

ヴァンパイア騎士も、みんな誰かの支えになろうとしたり、支えられたりしていたな~。
…ああ、また枢さまのことを思い出してきた…。

上の感想にもう少し言葉を足すなら、樋野さんのあとがきや柱によく書かれていたのが、そういう周りへの感謝の気持ちだったな~と思ったのです。
たぶん、そういうことなんじゃないかな??


そしてブログを拝見してとてもうれしかったことが!!
ヴァンパイア騎士の番外編を描いてくれること。
あの1000年前や1000年後などとかを思案中らしい。

え…!それって、人間になった枢さまがどんな人生を送ったのかとか、わかるってこと!?
1000年の間は優姫と零のお話よね。
一緒になった後の話か、零の最期のお話とかになるのかな。
もちろんそれも気になるけど、やパリ私には枢さまが一番なので、枢さまがどんなふうに過ごしたのかとか、とっても気になる!
なにより、もう一度枢さまに会えるということが、すっごく、すっごく嬉しくてたまらない…!
久々に樋野さんの作品が読めると待っていた間、なぜか最近すごく枢さまのことを思い出して切ない気持ちに襲われていたから、よけいにうれしい…。
本当に、本当に、枢さまが好きな自分がまだいるんですよね…。
読めるその日が来たら、きっと私は泣いている。うれしさのあまり。

とりあえず次の新連載は短期らしいです。コミックス1冊分なら4話前後かな。この吉姫と丑男を入れるなら、そんなものかな。
ああ~、また楽しみができてうれしい!


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テーマ:少女漫画 - ジャンル:アニメ・コミック

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樹里

Author:樹里
マンガの感想を主に書いています。

ヴァンパイア騎士(枢さま大好き!)
が一番好きです。

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↑これはまだネットだけの作品のせいか、表紙とタイトルがちょっとだけど、オフィス恋愛ものでキュンキュンします!いつかコミックスになる時はタイトルとイラストは変わるかも…。

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