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私の幸せな時間

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ヴァンパイア騎士 18巻 感想





7月号、早い所ではいよいよ明日発売というところもあるんでしょうか。
18巻の感想を何とか書き上げました。
ずっと前から書いていたんだけど、今回はなかなか書くことがまとまらなくて難しかったです。
それぞれの感想を書いているので、改めて書くことがないんです。
日にちをあけながら書いているので、ところどころ自分でもまとまってないと自覚しています…。



新刊の予告を見てから楽しみにしていた18巻。素敵なイラストに間違いないんだけど、店頭で実物を見たときは、やっぱり見とれてしまいます。素敵すぎ!

コミックスの表紙は赤い枠があるんだけど、今回はそれを飛び越えて表紙一杯に零と優姫が描かれていて、とっても素敵です。知らない人が見たら、この二人が物語のカップルそのもの。
でも収録されてるお話を考えると、この二人の関係が描かれているので18巻の表紙にはふさわしいかもな。
そして使われているカラーイラストがどれも本誌でもすごく素敵だったものばかり。小さいけれど、イラストだけでこうして見られるのも嬉しい限りです。






一つ一つ大切に読みたくて最初のあらすじも読んでいたんだけど、誤字を発見。
6番目なんだけど、

その時零を庇ったのは、ずっと更に付き従っていた瑠佳だった

これ、たぶん更ではなくて、枢なんじゃないかな~と。このブログを読んでくれているか、ファンレターなどでどなたかが教えるかしたら次の第2刷発行からは変更されるのかもしれない。
これは貴重ですよ!(どこがだw)
これくらいの誤字なら、それもまたこの作品への思い出ですよ。あらすじなので、本編にはそれほど支障ないですし。





さて内容へ。

読んでいてつくづく思うのは、純血種は何のために生まれ、何をもって生きていくのかということ。
2部からずっと登場していた更が、この18巻でついに命尽きてしまいます。
彼女にはそれほど思い入れもなく、好きでも嫌いでもなかったです。だからか、本誌で読んでいた時は更には軽い感想や、時には冷たい感想も書いてしまいました。(はじめて一条に助けを求めた時とか
でも今読み返すと、また違う思いがあります。
私にとって更のことで一番印象的だったのはこれ。

…ごめんなさい拓麻 
それでも私は女王になりたいの


自分のために言葉を与えてくれる一条も手に入れ、しかも自分の血に完全に侵されずに自我が残っていた。自分より明らかに弱い存在であるその彼が必死に守ろうとしてくれているのに、それでもその想いを切り捨ててでも女王になりたかった更。
なぜ更がそこまで思うのか。
彼女も語っていたように、自分が見てきたどの純血種たちの生き方も嫌だった。まだ若い更にとって、長く生きすぎた末に生きる目的も意味もなくし、ただ生きているだけの状態になるのが、そんな未来が来るのが嫌で恐ろしかったんだと思う。

結局純血種自体が生きる闇みたいなものだから、その闇に飲み込まれたり、負けたときに人間や周りを闇に引きこんでしまう。

更も優姫も、まだ絶望するほど生きていない。
人形のような、生きながら死んだ状態にはなりたくない。だから更は動き出した。
純血種にだけ与えられた終わらない時間に生きていかなければならないからこそ、自分にとって何かの支えが欲しかった。そんな更の心の奥底にある時間への怯えを感じて考えてしまいました。

そして親金に貫かれた時のあの叫び。
無意味に生きるのも、ああいう風に無意味に死ぬのも嫌だったからこその行動だったはず。
死の間際、思わず出た微かな笑い。
何も望まず穏やかに生きていけば、いずれは人形や死人のようになり、何かを望んで動こうとすれば、その強大すぎる力故忌み嫌われる。

そして目を覚ますといいわ…

誰もが惹かれ、憧れる存在であるはずの純血種は、本当は醜く、哀れな存在なのだと。

悠と樹里も重々承知だった。だから二人とも3000年もの間、子供を作らなかった。愛する人と二人一緒にいたにもかかわらず、やっぱり時間という魔に徐々に追いつめられて限界に近づいていた。何かを変えたかった。何かを望んだ。それが家族。新しい不幸を生むかもしれないけれど、それでも守るものが、支えが欲しかったからじゃないのか。







…君に見えている世界は僕のとは違う
……だからこそ…

優姫… この先君が何をどう決めていくか僕にはわかるんだ…



感想を書いていると、ふと枢さまの言葉を思い出した。
今の優姫はまだ感情豊かで、温かさがある。
純血種の死ねない過酷さをまだ知らない。

これを最初読んでいたころは、何がわかるんだろうと思っていた。その説明らしきものはいまだに無い(よね?)。
そこで私が感じたのは、長く生きていくうちに純血種が何を考え、どうするのかということがわかると言っているんじゃないか。純血種の一般論というか。あの樹里でさえ、3000年以上生きていくうちに限界に来ていたと枢さまは言っていた。
枢さまも、どの純血種たちの生き方も優姫にはしてほしくなかった。
今のまま、そのままの優姫でいてほしい。壊れていってほしくなかった。
一番長く生きすぎている枢さまと、一番若い優姫の見えているものは、それはそれは違うものなんだろうね…。

もしそうだとすると、枢さまの気持ちはよくわかった。どれだけ優姫を想っているのかも。
じゃあ、枢さまの幸せは…?
考えたくないけど、生きることにとうに疲れ果てているから、愛する人のために命を捧げることが枢さまの幸せであるというのか。
それも一つの結末かな…と認められるところは、ある。悠と樹里の二人を見ても思うように、もし優姫と再び生きていくことになっても、いずれ必ず限界が来るのかもしれないと言えるのなら。

は~~~~~~~。
本当に悲恋で終わるのだろうか…。
物語の中では幸せな主人公たちが見たいのにね…。






18巻の柱の作者のコメントについて。

キャラたちを思うような道に進めてあげられなかった。
取捨選択を見誤ることがけっこうある。
なんていう、作品への悔しい気持ちというのかな、そういう気持ちを書いていました。
キャラが多いせいなのかわかりませんが、樋野さんもいっぱい悩みながら描いているんだな~と思いました。

本人が言っているので、私もあえて“これってどういうこと?”って思ったことを書いてみようと思います。
大好きだからこそ、分からない部分や、なんで?っていうところ。


あんなに一条を心配していた支葵が、いまいち活躍しきれていないこと。追いかけてはいるんだけどね。


この18巻までの枢さまは、本当に何を考えて動いているのかが分からないです。もう少し枢さまの心の描写があってもいいと思う。
だって途中までは純血種をすべて殺して自分が優姫を人間にしようとしていたわけです。そのために更を狙ってやってきたんだし。
そんな中親金が暴走というアクシデント?が発生。その後優姫を人間にするのか、親金になるのかという、君を継ぐというまでの葛藤とかが一切なし。親金がこうなることをわかっていたのか、枢さまも予想外だったのかさえ分からないまま。
枢さまがこの作品の世界観で、中心にいる重要人物であり、ミステリアスさを出すためかあまり感情を出しません。謎が読者を惹きつけるというのもあるんでしょうが、謎にしすぎてずっと長い期間わからないままになってしまい、疲れてしまう。
途中零の気持ちもわかりにくかったので、優姫だけでなく、それぞれの心情を檻ませながら、もう少しキャラの心を語ってくれないと、分からないし、感情移入しにくいです…。


そして親金。
伏線がなさ過ぎて暴走がいきなりすぎるな~と思ってしまう。
何で更だけ貫いたの? 枢さまを狙った(悪い気を感じたとか)からと勝手に思うしかない。それ以外の枢さま、優姫、トウマはいきなり襲ったりしていないし。その辺りの説明など。


個人的に、セイレンはどうなったの?正体は?不明だから何か絡むのかと期待していたんですが。


他にもあるだろうけど、純粋に一読者として読んでいてわかりにくかったことなどを書いてみました。
連載が終わった後、ゆっくり休んでいただき、そして次回作も私は望んでいます!すっごく待っています!



18巻も昏さと切なさがいっぱいです。
楽しみにしていたおまけマンガも、予想通り1Pだけと少ない。
ただ全体の絵は、やっぱりすごく綺麗で素敵です。前半の枢さまの絵は何度見てもうっとりと見とれてしまうし、仮面舞踏会の零の姿にもついつい見とれてしまいます。
最終回直前に、なんとか感想が書けました…。
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-1 Comments

ゆかり says...""
お返事ありがとうございます!
地元の本屋では今日にでも発売されてると思いますが、まだ買う心の準備ができてません

実は、私も前からそう考えてたので嬉しかったです(*^o^*)←
樋野先生も見極めが難しかったかもしれませんね。枢の一言一言が物語に大きな影響を与えるので、少しでも間違うとバランスが崩れるとか…。
星煉がなぜ枢に付き従っているのか、私もずっと知りたかったのでモヤモヤしてます。せめて、番外編とかで語ってほしかった。
ドラマCDは無理でも、最後に過去編を集めた小説とかでも発売してほしいな(´Д` )

次回予告のイラストを見て思ったのですが、優姫が枢の手を引いてる姿が、枢を導いてるように見えたので、やはり枢に救いのある最終回ではと期待してます!
2013.05.23 19:09 | URL | #- [edit]

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